都ライトとは
都ライトは、上京区で開催され今年で19年目(コロナ禍で一度休止したため開催回数は18回目)となる、町家のライトアップイベントです。
また、ライトアップに合わせ、京都や日本の文化にまつわるものを中心に様々な展示・体験・
パフォーマンスが開かれます。
かつて、日本の商人・職人は「町家」と呼ばれる細長い木造の家を仕事場とし、住まいとしてきました。日本で唯一京都には2万件とも3万件ともいわれる町家が残っていますが、建築や住まいのあり方の変化とともにその数は減りつづけています。
都ライトでは、町家を外から照らすのではなく内側にライトをおき、格子を通じて通りに美しい光を漏れ出させます。私たちはその光を、町家の暮らしで灯されてきた灯りに見立て、その暖かさを表現しようとしています。これに合わせ、住民の方々のご協力のもと、様々なイベントを開催しています。
それらのイベントの一部には、会場となる通りの町家で育まれてきた文化や技術が生かされています。
町家やそこで営まれてきた暮らしの魅力を、来場した方に感じていただき、私たち自身も感じること。そしてそのことがひいては町家を後世にのこすひとつの力となることを、私たちは願っています。